リップクリームの消費期限はどのくらい？開封後の目安や記載について

2024年12月29日2025年2月4日リップクリーム

リップクリームは唇を保護し、乾燥を防ぐための必需品ですが、その消費期限について詳しく知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。

実は、未開封の状態であっても保管環境によって劣化することがありますし、開封後はさらに短い期間で使い切ることが推奨されています。

では、リップクリームの使用期限はどのくらいで、どこにその情報が記載されているのでしょうか。

また、使用期限を過ぎたリップクリームをそのまま使い続けると、どのような影響があるのでしょうか。

この記事では、リップクリームの消費期限にまつわる基礎知識や注意点についてわかりやすく解説します。

適切な期限内で使い切る方法や、期限が過ぎた場合の対処法もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読んでわかること

・リップクリームの未開封および開封後の消費期限の目安
・使用期限がどこに記載されているか、また記載がない場合の対処方法
・開封後に品質が劣化する理由と適切な保管方法
・使用期限を過ぎたリップクリームのリスクや代替の使い道

1. リップクリームの消費期限はどのくらい？
2. リップクリームに消費期限はある？注意したいこと

リップクリームの消費期限はどのくらい？

リップクリームに消費期限はあるの？

リップクリームの消費期限には、食品などと異なり法律上の表示義務はありません。

これは、多くのリップクリーム製品が適切な保管条件下で製造から3年以上の品質維持が確認されているためです。

Q.未開封（未使用）のリップは、いつまで使用できますか？

A.使用期限は設けていません。
中身の状態やニオイなどがおかしいと感じたら使用しないでください。

出典：よくあるご質問 | ロート製薬

そのため、消費期限が記載されていない場合でも、未開封であれば製造日からおおよそ3年程度を目安に使用することが推奨されています。

リップクリームの使用期限について記載がある場合は、その期限を目安にし、記載がない場合は購入後2～3年以内に使い切るのが安心です。

ただし、防腐剤や安定剤が含まれていない自然由来の製品や、海外からの輸入品などはこの基準が当てはまらないことがあります。

また、リップの管理状態や季節による気温差などにくわえ、使用方法などによっても劣化の速度は変動します。

2～3年という期間はあくまでも目安と考えて、使用の際に異常や違和感感じた場合には、使用の中止も検討しておきましょう。

未開封状態のリップの使用期限は？

未開封の状態で保管されたリップクリームの使用期限は、一般的に製造日から約3年程度とされています。

これは、多くのリップクリームが防腐剤や安定剤を含んでおり、適切な保管条件のもとで長期間にわたって品質を維持できるように設計されているためです。

ただし、この「約3年」という期限は、理想的な保管環境が前提です。

直射日光が当たる場所や高温多湿な環境では、たとえ未開封であっても成分の分解や劣化が進み、品質が損なわれる可能性があります。

特に、リップクリームに含まれる油分は酸化しやすいため、匂いの変化や成分の分離が起こる場合があります。

未開封のリップクリームを保管する際は、涼しく乾燥した場所に置き、急激な温度変化や湿度変化を避けることが重要です。

例えば、浴室やキッチンといった湿気の多い場所や、夏場の車内などの高温環境での保管は、製品の品質に悪影響を及ぼすことがあります。

また、一部のリップクリームには、使用期限が記載されていない場合があります。

これは、日本の法律では、未開封状態で3年以上の品質保持が可能な製品に対し、使用期限を表示する義務がないためです。

そのため、購入時期を記録しておき、購入後2～3年以内に使用することを目安とするのが安心です。

さらに、未開封であっても匂いや色、質感に変化が見られる場合は、使用を避けるべきです。

特に、酸化した油の匂いや変色は、製品が劣化しているサインと考えられます。

こうした場合は、肌トラブルを防ぐためにも、新しいリップクリームに買い替えることが推奨されます。

また、製造番号やロット番号が記載されている場合、メーカーのサポートを通じて製造日を確認することもできます。

例えば、海外製品の場合、製造年月日が「EXP」や「MFG」といった英語表記で示されることがありますが、これも事前に確認することで期限を把握する手助けとなります。

安心して使用するためには、保管環境を見直し、定期的にリップクリームの状態をチェックする習慣を持つことが大切です。

リップクリームの開封後は使用期限が短くなる

リップクリームは、開封後の使用期限が短くなるという特性を持っています。

これは、開封することで外部環境に触れる機会が増え、空気や雑菌が入り込む可能性が高まるためです。

未開封の状態では製造日から3年程度の品質が保たれることが一般的ですが、開封後は通常6か月から1年以内に使い切ることが推奨されます。

Q.開封した後はどれくらいもちますか？開封していない場合はどれくらいもちますか？

A.保管条件や使用状況などにより一概には言えませんが、開封後は6ヵ月を目安に使用してください。
なお未開封の場合、使用期限は設けていません。
異臭がしたり、変色などの異常がある場合は使用しないでください。

出典：よくあるご質問 | ロート製薬

その理由は、空気や湿気、頻繁な使用による汚染が製品の劣化を加速させるからです。

リップクリームは、唇という敏感な部分に直接使用するアイテムです。

そのため、使用中に細菌が混入することや、容器の先端に付着した唾液や油分が品質を損なう原因となる場合があります。

特に、防腐剤の含有量が少ない製品や、天然由来成分を主に使用しているリップクリームでは、開封後の劣化が早いことが知られています。

また、保管環境も重要です。

直射日光が当たる場所や、高温多湿な環境では、リップクリーム内の成分が分解されやすくなり、使用感や効果が損なわれることがあります。

例えば、キャップをしっかり閉めていない場合、空気中の湿気やホコリが内部に入り込み、品質が変化するリスクが高まります。

このような場合、匂いや色、テクスチャーの変化が劣化のサインとして現れることがあります。

具体的には、酸化した油のような匂い、クリームの滑らかさが失われて硬化する現象、または透明感が失われるといった兆候です。

これらの変化が見られた場合は、たとえ使用期限内であっても、安全のために使用を中止するべきです。

開封後のリップクリームを長持ちさせるためには、以下のような対策が有効です。

まず、使用する際には清潔な手を保つことが基本です。

また、キャップを使用後すぐにしっかりと閉じ、涼しく乾燥した場所に保管することも重要です。

さらに、リップクリームを頻繁に交換する習慣をつけることも、唇の健康を守るために役立ちます。

こうしたポイントを意識することで、開封後も安全にリップクリームを使用することができます。

使用期限は商品のどこに記載されてる？

リップクリームの使用期限は、多くの場合、商品パッケージや容器に明記されていますが、製品によってその場所は異なります。

例えば、製品本体の底面や側面、または外箱に記載されていることが一般的です。

「EXP」といった表記や年月日形式で示されている場合もあり、記載内容を見落とさないように注意しましょう。

一方で、一部の商品には使用期限が明記されていないことがあります。

これは、未開封状態で3年以上の品質維持が可能な場合、記載義務がないためです。

その場合でも、製造番号やロット番号が記載されていることが多く、メーカーのウェブサイトやカスタマーサポートを通じて製造日や推奨期限を確認することができます。

また、国産品と海外製品では表記方法が異なる場合があるため、特に輸入品を使用する際は注意が必要です。

パッケージを処分する前に期限情報をしっかり確認しておくと、使い忘れや誤った使用を防ぐことができます。

使用期限を過ぎたものはどうすればいい？

使用期限を過ぎたリップクリームは、通常の使用を控えるべきです。

これは、古いリップクリームが酸化や雑菌の繁殖によって劣化している可能性があるためです。

リップクリームはデリケートな部位である唇に直接使用するものなので、肌トラブルを避けるためにも期限切れのものを使用するのは避けるのが無難です。

ただし、捨てる以外にも使い道はあります。

例えば、革製品の保湿や靴の艶出しなど、直接肌に触れない用途に再利用することができます。

その際、劣化具合を確認し、異臭が強い場合や見た目に変色がある場合は再利用も控えるべきです。

また、捨てる場合は中身を新聞紙などに包み、可燃ごみとして処分してください。

容器はリサイクル可能な素材の場合、適切に分別して廃棄しましょう。

古いリップクリームは唇が荒れる恐れがある

古いリップクリームを使用すると、唇が荒れるリスクが高まります。

これは、時間の経過とともに成分が分解されることや、雑菌が繁殖しやすくなるためです。

例えば、防腐剤が含まれていない製品では、開封後の品質が特に不安定になります。

また、酸化した成分が含まれている場合、肌に刺激を与える可能性があります。

唇が荒れるだけでなく、かゆみや赤みなどの炎症が起こることもあるため、使用には注意が必要です。

使用中に異臭やべたつきなどの変化を感じた場合は、直ちに使用を中止してください。

見た目や臭いに異常がなくても、長期間放置されたものは使用しないほうが無難です。

リップクリームは衛生的な保管と定期的な買い替えが重要です。

半年から1年以内に使い切ることを目標にし、新しい製品を使うように心がけましょう。

使用期限を気にしないのはあり？

使用期限を気にしないでリップクリームを使い続けるのはリスクが伴います。

特に、安価なリップクリームの場合、使用期限を過ぎることで品質が劣化しやすくなり、唇のトラブルを引き起こす可能性があります。

たとえ見た目や香りが変わらなくても、成分の分解や酸化が進行していることがあるため、肌に直接触れるリップクリームには注意が必要です。

高価なリップクリームの場合、成分の質が高いものもありますが、それでも開封後の劣化を防ぐことは難しいため、使用期限を守ることが推奨されます。

特に、天然由来成分や防腐剤を含まない製品は劣化が早いため、期限を過ぎたら使用を控えるべきです。

安価なものに関しては、無理に使い続けるよりも、新しいものを購入したほうが安心です。

手頃な価格の商品は買い替えがしやすいため、期限を過ぎた際は潔く処分することが唇の健康を守るポイントです。

コスパや安全性を考慮しながら、リップケアを楽しむことを心がけましょう。

リップクリームに消費期限はある？注意したいこと

リップクリームの使い切り期間はどれくらいですか？

リップクリームの使い切り期間は、製品の種類や成分、使用状況によって異なります。

一般的には、未開封の状態であれば製造から約3年間が目安とされています。

一方で、開封後は防腐剤の有無や保管条件によりますが、6か月から1年以内に使い切るのが推奨されます。

これは、開封と同時に空気やホコリ、雑菌が混入するリスクが高まり、品質の劣化が始まるためです。

さらに、使用後にキャップをしっかり閉めることや、直射日光や高温多湿を避けて保管することが、品質を長持ちさせるポイントとなります。

特に、香りが変化したり、見た目に異常がある場合は、たとえ期間内であっても使用を中止することが重要です。

安全で効果的なリップケアを行うために、期限内に使い切ることを心がけましょう。

リップが臭くなったら捨てるべき？

リップクリームが臭くなった場合、使用を中止して捨てることをおすすめします。

臭いが変わる原因としては、成分の酸化や雑菌の繁殖が考えられます。

特に酸化による油臭い香りや、不快感を感じる異臭がする場合は、リップクリームの品質が大きく劣化している証拠です。

劣化したリップクリームを使用し続けると、唇の乾燥が悪化したり、炎症を引き起こす可能性があります。

また、雑菌が混入している場合、唇の荒れや感染症のリスクが高まります。

そのため、臭いの変化があった時点で使用をやめ、すぐに新しいものに切り替えることが、唇の健康を守る上で重要です。

さらに、臭い以外にも色や質感に変化がある場合も注意が必要です。

これらの異変を放置せず、適切に処分することで、トラブルを未然に防ぐことができます。

リップを捨てる基準は？

以下のような状態が見られる場合、リップクリームを捨てるのが適切です。

臭いの変化
酸化した油のような臭いや、不快な異臭がする場合。
色の変化
本来の色から変色している、もしくは透明感が失われている場合。
質感の異常
クリームが硬くなったり、分離している、または使用時に滑らかさがなくなった場合。
表面の異変
白い粉やカビのようなものが発生している場合。
使用感の異常
唇に塗った際に刺激や不快感を感じる場合。
期限の超過
開封後6か月以上経過している、もしくは未開封でも3年以上経過している場合。
保管環境の問題
高温多湿や直射日光に長時間さらされていた場合。

これらの基準を満たす場合は、品質の低下が進んでいる可能性が高いため、使用を控え、安全のために処分してください。

メンソレータムの使用期限が書いてないのはなぜ？

メンソレータムリップクリームのパッケージに使用期限が書かれていない理由は、法的な表示義務がないためです。

これは、製造後3年以上にわたり、適切な保管条件の下で品質が安定していることが確認されているためです。

未開封の状態であれば、製品は安定した性状を保つため、消費者が安心して使用できるように設計されています。

一方で、製品の特性上、保管条件や外的要因に影響を受ける可能性もあるため、使用前に異常がないか確認することが推奨されています。

例えば、未開封でも高温多湿の場所に長期間保管した場合、製品に影響が出る可能性があるため、冷暗所での保管が望ましいとされています。

公式情報によれば、適切な保存を心がけることで、製品の品質を長期間維持できるとされています。

メンソレータムの期限切れは使えますか？

メンソレータムリップクリームについて、未開封であれば製造後3年以上の品質安定性が確認されており、基本的に期限切れとして扱われることはありません。

ただし、開封後の製品については、品質が使用条件や保管状態に依存するため、早めに使用することが推奨されています。

特に、開封後6ヵ月を目安に使い切ることが望ましいとされています。

これは、使用中にチューブの先端部分に雑菌が付着するリスクがあるためです。

さらに、異臭や変色、製品の質感の変化が見られる場合は、期限切れの可能性を考慮して使用を中止することが重要です。

例えば、高温下で長時間保管したり、直接汚れた手で触れた場合は、通常よりも早く品質に影響が出ることがあります。

公式の推奨事項に従い、適切に保管し、異常があれば速やかに使用を中止することで、安全に使用できるようにすることが大切です。

ニベアのリップクリームの使用期限は？

ニベアのリップクリームには、未開封であれば製造後約3年の品質安定性があるとされています。

そもそもリップクリームに“寿命”はあるのでしょうか？

「基本的に未開封のものは、製造から少なくとも3年間は品質を保つように設計されています。ただし、商品によって異なるので、パッケージ等に記載されている注意書きをご参照ください」(ニベア花王)といいます。

つまり、使用期限の記載がある製品についてはその日付、ないものについては製造から3年間ということになります。

出典：生活の知恵大全

これは、製品に防腐剤が配合されており、適切な条件で保管されることで、長期間にわたり安全かつ効果的に使用できるよう設計されているためです。

一方、開封後の使用期限は具体的に記載されていない場合が多いため、一般的には「開封後6ヵ月から1年以内」に使い切ることが推奨されています。

また、保存方法によっても品質に影響を与えることがあるため、直射日光や高温多湿を避けて保管することが重要です。

例えば、夏場の車内や窓際に放置すると、成分が劣化する恐れがあるため注意が必要です。

ニベア公式の推奨事項に従い、開封後の製品は早めに使用し、異臭や色の変化が見られた場合は安全性のために使用を中止しましょう。